常磐快速線の運行形態は上野-取手間の通勤形電車を使用した運転と取手以北の交流区間に直通する近郊形電車を使用した運転に分けられ、ラッシュ時の混雑が激化してきた1985年3月改正で近郊形電車は15両に増強したが、取手以南の通勤形電車は10両のままでJR化後には混雑率が252%と首都圏の混雑ワースト1になっていた。そこで通勤形電車の輸送力増強のため1988年3月改正を目処に設備の改良工事を行っていたが、1987年11月にほぼ完成することから同年12月から一部列車で15両運転を開始した。通勤形電車での15両運転はこの時の103系による運転が初めてである。

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